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ジョン・ケネディ大統領は最年少の大統領だとよく誤解される。確かに若い。就任時の年齢は43才236日である。
前任者のドワイト・アイゼンハワー大統領よりも19才も年下であり、続く第36代大統領リンドン・ジョンソン、第37代大統領リチャード・ニクソン、第38代ジェラルド・フォード、第40代ロナルド・レーガンの4人よりも後に生まれている。
しかし、ケネディは最年少の大統領ではない。歴史上、40代で大統領に就任した者はケネディも含めて8人もいる。歴代アメリカ大統領の就任時の平均年齢は56才134日である。
では最年少は誰か。セオドア・ルーズベルトである。就任時の年齢は42才322日である。ただルーズベルトは前任者のウィリアム・マッキンリー大統領が暗殺されたことで副大統領から昇格して大統領になった。選挙で勝利して自力で大統領に就任したのは4年後のことだ。
つまり、正確に言えば、ケネディ大統領は最年少当選者である。セオドア・ルーズベルトが持っていた最年少当選者の記録を55年振りに塗り替えた。この記録は今後も当分、破られることはないだろう。 |
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